雨の絵本といえば思い浮かぶのは、佐野洋子の名作絵本『おじさんのかさ』。
雨の絵本の中で1番好きかもしれない。
なのに私の本棚には持ち合わせてなくて。
だから写真は我が家のおじさん(夫)のかさ。
雨が降ってもささないかさ?!
主人公のおじさんは、出かけるときはいつもかさと一緒。
でも、雨が降っても決してかさをささない。
なぜかって、かさが濡れてしまうから。
それほど大切にしているおじさんのかさ。
ある雨の日、男の子がかさに入れてほしいと言うけれど、おじさんは聞こえないふり。
男の子は友だちのかさに入れてもらって歌いながら帰っていく。
あめが ふったら ポンポロロン
あめが ふったら ピッチャンチャン
雨の中、ふと気づかされること
まねして口ずさんでいるうちに、おじさんは大切なことに気がついた。
大人になっても、子どもから気づかされる大切なことってたくさんある。
雨の多い季節、ぜひ手にとって読んでみてほしい絵本。
本の情報
『おじさんのかさ』
佐野洋子/作・絵 1992年 講談社 21p 31cm
