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2024年9月23日

🌱ヨシタケシンスケ〜子育て世代へのおすすめ本〜

言わずと知れた超売れっ子絵本作家ヨシタケシンスケ。

私の本棚にも息子の本棚にも、気がつけばヨシタケ本がいっぱいある。

デビュー作『りんごかもしれない』以来、男女を問わず世代を越えてブームを巻き起こし続けている。

その理由と、特に子育て世代にイチオシの作品を紹介。


人気の秘訣

♢「子ども目線」「おとな目線」「親目線」、どの角度からでも読める。⇒老若男女、多くの人が共感できる。

♢クスッと笑える中にも、心の深いところにじんわりと伝わってくるものがある。⇒笑いあり、涙あり。

♢日常のちょっとした出来事や疑問に、柔軟な発想を投げかけてくれる。⇒答えではなくヒントをくれる。

♢一見むずかしそうなテーマでも、肩のチカラを抜いて読める。逆に、肩のチカラを抜いて読んでいたら、深い内容に気づかされる。⇒「絵本」という形態にピッタリ。

子どもから大人まで年齢や性別に関わらず幅広く読まれ、現代の世の中においてブームとなっているヨシタケシンスケ。その理由もまた、読む人の数だけ幅広く見つかりそうだ。


子育て世代へのおすすめ本

数あるヨシタケシンスケ作品の中から、特に子どもを取り巻く大人たちにおすすめしたい2冊を取り上げてみた。

『ヨチヨチ父ーとまどう日々』

初めての育児は大変すぎて、体力的にも心理的にも(育児モノを)描くことができませんでした。育児がちょっとひと段落ついて、心の整理がされてきて、やっと今回、育児モノを描くことができました。子育てが一番大変な時に、子育てについて考える余裕なんてないのです。 <著者あとがきより>

まさに今、育児に日々奮闘中の方にぜひオススメしたい1冊。

私も息子が生まれてしばらく、日々の成長の記録を書き留めておきたいと常々思っていたものの、結局そんな余裕はまったくなかった。息子が10歳のときにこの本を読み、毎日毎日ひとつひとつ精一杯だった自分がなつかしく思い出された。

母親目線ではなく父親目線で描かれている子育てエッセイは、まだまだ少ない。当時は考える余裕のなかった父親の立場にもクスッと笑える。

今まさに赤ちゃんとの大変な毎日を過ごしているお母さんお父さんたちに、ぜひ読んでもらいたい。

絵が中心で読みやすく、どのページからでも1コマだけでも読めて、大変な毎日に一瞬の「ホッとする」を差し入れてくれるに違いない。

本の情報

『ヨチヨチ父ーとまどう日々』

ヨシタケ シンスケ/著 2017年 赤ちゃんとママ社 子育てエッセイ 一般書


『なんだろう なんだろう』

なんだろうなんだろう「がっこう」ってなんだろう

「たのしい」ってなんだろう

「うそ」ってなんだろう

「友だち」ってなんだろう

「しあわせ」ってなんだろう

「自分」ってなんだろう...

子育てをしていると、子どもから投げかけられる色々な疑問に対し、ときには答えに困ることもある。

大人も考え込んでしまう色々な「なんだろう」。

その「なんだろう」に対する「こんな考えどうでしょう?」 というヨシタケ流ヒントがたくさんつまっている。

いろんな考えや、いろんな気持ちがあっていいんだ。

わからないことがあっていいんだ。

身体とともに心も大きく成長していく子どもたち。

その子どもを取り巻く大人たち。

その両方に届けたい1冊。

本の情報

『なんだろう なんだろう』

ヨシタケ シンスケ/著 2019年 光村図書 絵本 小学校低学年頃から




2024年9月20日

🌱繰り返しが楽しい『がたんごとんがたんごとん』

がたん ごとん がたん ごとん のせてくださーい

小さい子どもたちが大好きな、シンプルでリズム感のある繰り返しが楽しい。

0歳から楽しめるおすすめ赤ちゃん絵本。


あらすじ

がたん ごとん がたん ごとん

黒い汽車が走っていると、駅で待っていたのは、哺乳瓶。

「のせてくださーい」

汽車が哺乳瓶を乗せて走り出します。

がたん ごとん がたん ごとん

次の駅では、コップとスプーンが「のせてくださーい」。

また次の駅では、リンゴとバナナが「のせてくださーい」。

次から次へとお客さんを乗せ、汽車は終着駅へ。

そこで待っていたのは…?


おすすめポイント

☆ シンプルな繰り返しのリズムが楽しい

小さい子どもたちは、シンプルな繰り返しのお話が大好き。

そして、擬音やリズム感のある言葉も大好き。

まさに「がたんごとん がたんごとん」が、そう。

読み終わると間違いなく「もう1回!」。

読む側の大人にとっても、リズム感が心地いい。

☆ 登場物の表情が楽しい

一見すると真っ黒な汽車だけど。

最初は引き締まった顔をしていたのが、お客さんを乗せるとニッコリ顔になったり。

ページをめくるたびに見せてくれる汽車たちの表情が楽しい。

☆ 身近にある物

哺乳瓶にコップにスプーン、リンゴにバナナなど…。

お客さんとして登場するのは、小さい子どもたちの身近にある物ばかり。

汽車は身近な乗り物ではないかもしれないけれど、電車の「がたんごとん がたんごとん」は身近にある音。

小さい子どもたちの日常にあるもので楽しめる絵本です。


まとめ

1987年の発売以来、男女を問わず人気のある、0歳から楽しめる赤ちゃん絵本の定番。

我が家にある『がたんごとん がたんごとん』は、自治体のブックスタートの取り組みでもらったもの。

何冊か選択肢があった中から選んだのが、この絵本だった。

何度も何度も読むこととなり、大正解の選択だった。

ぜひ、赤ちゃんとの日常を楽しむ1冊に加えてみてくださいね。


本の情報

『がたんごとんがたんごとん』

安西水丸/さく 1987年 福音館書店 20p 18cm 読んであげるなら0歳頃から




2024年9月15日

🌱赤ちゃん絵本〜選び方とおすすめ本〜



赤ちゃんがはじめて出会う絵本。良質な絵本を選びたいと思うものですよね。様々な赤ちゃん絵本の中から良質なものを選ぶ方法として、「まずは定番を選ぶ」という方法があります。

我が子にはじめて読む絵本は何がいい?知り合いの出産祝いに絵本を贈りたいけど、どんな絵本がいい?迷ったらまず、定番をおさえましょう!


胎児期〜

赤ちゃんがまだおなかにいるときに読む本は、まずはお母さん自身が心身ともにリラックスできる本であることが大切。それと、せっかく買っておくのであれば、おなかにいる間だけでなく、生まれてからも読みたいと思える本がいいですね。

『おやすみなさいおつきさま』

(マーガレット・ワイズ・ブラウン/さく クレメント・ハード/え せたていじ/やく 1979年 評論社 31p 17cm)

そろそろ寝る時間…。まだ明かりのついた部屋は、ページをめくるごとにだんだん暗くなってきて、心地よい眠りへと誘われる。繰り返しの言葉も耳に心地いい。おなかの中で寝たり起きたりを繰り返している赤ちゃんと一緒に、おやすみなさい。


0歳〜

生まれたばかりの赤ちゃんは、おなかにいたときからずっと聞き続けているお母さんの声に安心します。お母さんの声で絵本を読むことで、そこにゆたかな感情表現が加わります。

『いないいないばあ』

(松谷みよ子/文 川端康男/画 1967年 童心社 21cm 20p 「松谷みよ子あかちゃんの本」シリーズ)

日本でもっとも売れている絵本。 赤ちゃんとの遊びの定番といえば「いないいないばあ」。 その遊びがそのまんま絵本になった、赤ちゃん絵本の定番中の定番。毎日「使える」絵本です。にゃあにゃが、くまちゃんが、「いないいない...」。めくって「ばあ」!


「松谷みよ子あかちゃんの本」全9巻セット

(松谷みよ子/文 童心社 21cm 20p)

代表作『いないいないばあ』をふくむ『松谷みよ子あかちゃんの本』シリーズは、全9巻セットで揃えておくのがオススメです。まだねんねの時間が多い時期には『もうねんね』。お風呂が楽しめるようになったら『おふろでちゃぷちゃぷ』。離乳食が始まったら『おさじさん』。というふうに、赤ちゃんの成長とともに楽しめる絵本ばかりがつまったシリーズです。


2歳〜

絵本を読んであげるというより、一緒に絵本を楽しめるようになってくる時期。 同じ絵本を何度も繰り返し「読んで!」と言うようにもなります。

『パンツのはきかた』

(岸田今日子/さく 佐野洋子/え 2011年 24p 22cm)

乳児から幼児に移行する頃、赤ちゃん時代もそろそろ終わりかなぁという頃に楽しめる絵本。自分でパンツをはいてみたけれど…さあ、うまくはけるかな?我が家のお気に入りだった絵本。