人間味あふれるサンタ
子どもの頃、とってもとっても不思議な存在だったサンタクロース。そんなサンタクロースに親近感を感じることができるのが、この絵本。ここに登場するサンタは、ちょっぴり寒いのが苦手だったり、面倒くさがりやだったり。とっても人間味にあふれている。「サンタの絵本といえばコレ!」と思うイチオシの1冊。
サンタの1日の物語
「やれやれ、またクリスマスか!」
南の島でのんびりしている夢の途中、サンタは目覚まし時計に起こされ、面倒くさそうにベッドから起き出しました。忙しいクリスマスの1日が始まります。
トナカイの世話をし、ベーコンと卵の朝食を食べると、身支度を整え、ソリにプレゼントをのせて、さぁ仕事に出発!
寒さや煙突に文句を言いながら、子どもたちにプレゼントを届けてまわります。
1日の仕事を終えて家に帰ると、あたたかいお風呂に、1杯のビールとごちそう。もちろんトナカイたちにもおいしい食事を忘れません。
サンタが1年で1番忙しい1日の、ベッドから起き上がってからベッドにもぐり込むまでのお話。
細かいところまで描写されたサンタの暮らす家の様子にも、楽しい発見がたくさんあります。表情や口調などから、サンタの人柄を見てとることもできます。
コマ割りの絵に、吹き出しのサンタのセリフで物語が進みます。
子どもの頃から大人になった今まで、「サンタといえばこの絵本!」と思うイチオシの1冊です。ぜひサンタの人間味にふれてみてくださいね。
本の情報
レイモンド・ブリッグズ/作・絵 すがはらひろくに/訳 1974年 福音館書店 32p 26cm イギリスの絵本 読んであげるなら4歳頃から 自分で読むなら小学校低学年頃から ケイト・グリーナウェイ賞受賞作品
ケイト・グリーナウェイ賞:イギリスで出版された絵本の中でもっともすぐれた作品の画家に対して1年に1度贈られる賞。1956年に英国図書館協会によって創設された。イギリスの挿絵画家ケイト・グリーナウェイ(1946〜1901)の名にちなんでいる。

