「読書の秋」とは言うけれど...
秋と言えば、「食欲の秋」「行楽の秋」「芸術の秋」「スポーツの秋」...
読書の他にも、秋はやりたいことがたくさん。
意外にも秋は本があまり売れない季節らしい。
そう、実は夏こそ読書にぴったりの季節!
夏こそ読書のわけ
子ども時代や学生時代には、なんといっても夏休みという時間がある。若い頃の読書は、その後の人生の糧となるもの。
大人になって夏休みという時間はなくなっても、やっぱり夏は読書欲に駆られる季節。猛暑が続く夏は、休日にインドアで過ごす時間が多く、本を手に取りやすい季節でもある。
本屋さんに行くと夏の文庫フェアとかやってて、古典的なものから最近のベストセラーまでズラリと並んでいて、見ているだけでワクワクする。文庫本なら夏旅行にも手軽に持ち歩けて、移動中のおともになる。
夏に読みたいオススメの冒険物語
子どもの頃も大人になった今も、不思議と夏はちょっぴり冒険したい気分になる。それは本の世界でも同じ。 夏におすすめの冒険物語を2冊とりあげてみたい。
『十五少年漂流記』
ジュール・ヴェルヌの代表作。15人の少年少女たちが乗った船が漂流し、たどり着いた無人島で、時に対立しながらも工夫して生活し、帰還するまでの物語。
(ジュール=ベルヌ/作 那須辰造/訳 金 斗鉱/絵 1990年 講談社 青い鳥文庫 330p 18cm 高学年向け)
『ツバメ号とアマゾン号』
探検への夢が実現し、子どもたちだけでツバメ号に乗って無人島へ! そこでの心踊る冒険の数々!これから夏が始まるというワクワク感とともに読みたくなる名作。
(アーサー・ランサム/作 神宮輝夫/訳 2010年 岩波書店 岩波少年文庫 340p 18cm 高学年向け)