今日は朝からな~んにもやる気がしない。
たまにはそんな日だってある。
そんな日は、本だって読む気がしない。
いやいや、そんなときでも読めちゃう本がある。
どのページからでも、1行だけでも、ふらっと寄り道するみたいに読めて、思いがけずステキな言葉に出会えるかもしれない本。
詩集や名言集といわれる本たち。
詩集はとっつきにくい?名言集はこむずかしい?
いえいえ、そうでもないんです。
「ムーミン谷の名言シリーズ」
名言集って私は普段あまり好んで読むことはないのだけれど、それでも好きなのが、このシリーズ。
「いつもやさしく愛想よく」なんて、やってられないよ。理由はかんたん。時間がないんだ。(スナフキンの言葉より)
たくさんあるムーミンのお話の中から、心に響く言葉、クスッと笑える言葉、生きるヒントをくれる言葉たちが、ギュッと1冊につまっている。
お話の中から、ほんの数行の名言だけを抜粋して書かれているシンプルなもの。
ムーミンのお話を読んだことがなくても大丈夫。
きっとステキな言葉に出会えるはず。
本の情報
トーべ・ヤンソン/作・絵 2020年 講談社 60p 小学校中学年頃から
阪田寛夫『てんとうむし』
詩集はきっといいものがたくさんあるのだろうけれど、他のジャンルの本に比べると、手に取ってみる機会は少ないかもしれない。
だからこそ、ちょっと気分を変えたいときには、寄り道気分であえて手に取ってみる。
短いものが多い詩は、立ち読みだってしやすい。
私の詩集の選び方は単純。
装丁を見てステキだなと思うもの。この本もそう。
子ども向けに出版されている詩集だと、「詩ってむずかしそう」という先入観を取っ払って、取っつきやすいかもしれない。
リズムよく読んでいると、いつのまにか気持ちが晴れてることだってある。
本の情報
阪田寛夫/作 1988年 童話屋 160p 15cm 読んでもらうなら4、5歳頃から 自分で読むなら小学校低学年頃から